==================================================================== 日本図書館情報学会会報 No.107-F2(電子メール速報版)  配信日:2002年10月5日  発行:日本図書館情報学会事務局      〒480-1197 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字片平9            愛知淑徳大学文学部図書館情報学科内      電話0561-62-4111(内線455) FAX:0561-63-9308(村主宛)      事務局長e-mail:muransky@asu.aasa.ac.jp      学会ホームページ:http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/index.html      郵便振替 00160-5-45759 (口座名義:日本図書館情報学会) ==================================================================== ■科学研究費審査の変更点と申請のすすめ  すでに今年度4月の「会報」104号「会長挨拶」で触れられておりますよ うに,科学研究費補助金の審査について大きな変更がありましたのであらためて 整理してお知らせします。 (1)「情報図書館学」の審査カテゴリーが新設されました。  科学研究費補助金のうち基盤研究,萌芽研究,若手研究などは,研究分野毎 に審査が行われていますが,この分野の変更が行われました。本学会に関わる ものでは,[分野]複合領域,[分科]情報学,[細目]情報図書館学・人文 社会情報学が新たに設けられ,これがさらに「情報図書館学」と「人文社会情 報学」に分割されています。「情報図書館学」に対応しているキーワードは 「図書館学」「情報図書館学」「図書館情報システム」です。 (2) 本学会は「情報図書館学」カテゴリーにのみ審査委員を推薦しました。  審査は日本学術振興会の科学研究費委員会で行われますが,慣例的に審査委 員は日本学術会議が推薦することになっています。従来から本学会は,学術会 議の教育学研究連絡会議(教育学研連)と情報学研究連絡会議(情報学研連) に登録していて,両方の研連からの依頼により教育学と情報学の2分科で審査 委員を推薦していました。しかしながら,今年度から上記の変更に伴い,「情 報図書館学」のところに一本化されて審査委員を推薦しています。以前に比べ て推薦委員の数も増えています  審査カテゴリーが一本化されたこと,また本学会推薦の審査委員の数が増え ていることを念頭におかれて,できるだけ多くの会員が申請されることをお願 いいたします。なお,科研の申請書を含めた書類一式は日本学術振興会のホー ムページ(http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/keikaku.html)などから容易 にダウンロードできます。申請書はワープロソフトで直接記入できるようにな ったので,以前に比べて書類づくりが楽になっています。今月末が締め切り (これは各大学によって異なります)ですので,是非ともご検討下さい。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■第50回日本図書館情報学会研究大会(2002年度)シンポジウムのご案内  すでに皆様のお手元には,今年度の研究大会の案内が届いていることと思い ますが,2日目(11月10日)午後に開催予定のシンポジウムについて, あらためてご案内申し上げます。 [タイトル]   新たな局面を迎えた図書館評価     −行政評価からパフォーマンス指標JIS化まで− [パネリスト(五十音順)] 池内 淳(大東文化大学) 大串夏身(昭和女子大学) 谷口俊治(野村総合研究所)  近年,図書館界においても,外部から経営評価を促す力が強く作用する時代 が到来しています。大学図書館ではすでに,大学設置基準大綱化による自己点 検・評価の必要や,独立行政法人への移行に伴う図書館評価の具体的な実施が 求められているところです。公共図書館でも,2001年に告示された「望ましい 基準」において指標の選定,数値目標の設定,自己点検・評価などが明記され ました。自治体での「行政評価」では,すでに図書館が事業評価の対象となっ ています。国際的な動向としては,1998年に図書館の経営改善のためのツール として図書館パフォーマンス指標が「ISO11620」として制定されました。これ を受けて,本年秋には図書館パフォーマンス指標が国内規格(JIS-X0812)化 されようとしています。  このような社会状況において,図書館評価をとり上げて研究する局面や文脈 が,今大きく変わろうとしていると言えます。  今回のシンポジウムでは,図書館評価に関して異なる観点からお話しいただ けるよう,次の3人のパネリストの方をお迎えしました。池内淳氏は,図書館 サービスの経済的価値を測定する方法を中心に,大串夏身氏は,図書館におけ る政策評価の必要性や評価における住民参加のあり方について,御発表いただ く予定です。谷口俊治氏は,野村総合研究所の行政情報コンサルティング部に おいて,これまでいくつかの自治体の行政評価を,CS(顧客満足度)という 観点から実施された経験をお持ちの方です。今回はこのCS調査の図書館への 導入について御発表いただくことになっております。シンポジウムの後半には, 例年通り,参加者の皆様からのご発言をもとにしたディスカッションを予定し ております。司会は,糸賀雅児(慶応義塾大学)が務めます。  学会員の皆様におかれましては,是非ともふるってご参加下さいますよう, よろしく御願い申し上げます。また,今回のシンポジウムは,一般公開を予定 しております。非会員の方でも参加できますので(参加費1,000円),お心当 たりの方がいらっしゃる場合には,お誘いくださいますよう,よろしく御願い 申し上げます。  日時:11月10日(日)14:30-17:00 (受付13:30 開場14:15)  会場:明星大学日野校舎大学会館3階 第6会議室  問合先:第50回日本図書館情報学会研究大会事務局      明星大学人文学部二村研究室内   TEL.042-591-5919 E-mail:mailto:jslis50@ge.meisei-u.ac.jp  ※シンポジウム「一般参加」申込専用ホームページ:     ※研究大会の最新情報は会場校ホームページに随時掲載されます。    =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■おしらせ ◆第51回研究大会(2003年=来年度)のご案内  来年度の第51回研究大会の会場は筑波大学図書館情報専門学群(旧・図書館 情報大学)です.事務局のメールアドレスほかは以下のとおりです.  よろしくご支援賜りますようお願いいたします.    日 程:2003年10月25日(土),26日(日)    会 場:筑波大学図書館情報専門学群(茨城県つくば市)    事務局:jslis-51st@slis.tsukuba.ac.jp        (実行委員長:寺田光孝,事務局長:吉田右子) ◆機関名変更に伴う名簿記載データの更新について  日本図書館情報学会では,名簿データの更新はご本人からの申請に基づいて 行なっております。変更がございましたら,ご連絡をいただければ幸いです。  なお今回,図書館情報大学の改組がありましたが,これに際しても,この原 則を適用いたしますので,関係者の皆様には誠にお手数ですが,個別にご連絡 をくださいますようお願い申し上げます。 =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= ■関連団体・機関から:図書館情報学講演会(明星大学主催)のおしらせ    ※学会事務局より:     第50回日本図書館情報学会研究大会の翌日(11月11日)に,     会場校の明星大学にて,下記の行事が開催されます。     あわせて,よろしくお願いいたします。               記 行事名 明星大学主催 第5回図書館情報学講演会       シンポジウム 「『実践』と『研究』のクロスカウンター」 日 時 平成14年11月11日(月曜日) 10:00〜17:00 会 場 明星大学日野キャンパス  大学会館 第2会議室  参加無料 参加費 無料 主 催 明星大学人文学部 後 援 日本図書館協会 詳細URL  参加申込方法 上記のWWWページから申し込むことができます。 ■■