===========================================================================             日 本 図 書 館 学 会 会 報            No.90(WWW版)               1998年7月  ◎「WWW版会報」の内容は、印刷発行の会報と一部異なることがあります。 ============================================================================ ◆学会名称の変更に際して                             会長 長 澤 雅 男  1998年度定例(通信)総会には第1号から第9号までの議案を提出いたしました。こ れらのうちには、前年度事業報告および決算報告、今年度事業計画案および予算案 の承認を求める例年通りの議案のほか、第5号議案として学会名称変更の可否を問 う重要な案件が含まれておりました。その他は、主として学会名称の変更に伴う条 文整備にかかわる議案であります。幸いに、会員による投票の結果、全議案につい て提案通りご承認をいただくことができました。  学会名称の変更については、従来から「日本図書館情報学会」に変更してほしい という要望がしばしば出され、またその時機を失しているという指摘もありました。 常任理事会では、こうした意見を無視していたわけではありません。伝統ある「日 本図書館学会」の名称は守るべきであるという主張にも十分な根拠がありますので、 拙速な提案によって名称変更の可否を問うのは適当ではないと考え、本学会の役員 会においては、これまで慎重を期して参りました。もちろん、いたずらに時機を待 つだけでなく、学会員の意見分布を明らかにするために、1992年と1997年の2回、 学会名称に関するアンケート調査も実施しました。その後、客観情勢の変化ととも に、アンケートでも名称変更に賛成する意見がほぼ3分の2に達していたこともあり、 全体として名称変更が支持されているものと判断し、常任理事会で提案理由を取り まとめ、理事会の承認を得て、今年度の議案として名称変更を提案した次第であり ます。 その結果、多数のご賛同を得ましたので、本学会は来たる10月1日を期して「日 本図書館情報学会」に名称を変更する運びとなりました。常任理事会では、次期役 員会に円滑に引き継ぎができるように、名称変更に伴う関連規程類の変更その他の 必要な手続きを順次行なって参ります。しかし、単なる事務的変更手続きに止まら ず、新しい名称のもとでの実質をいかに豊かなものにするかという課題に対して会 員各自の積極的な取り組みこそがより重要であることは申すまでもありません。  名称変更の提案理由として、「内外の情勢の変化に合わせて学会名称をより実態 に近いものに変更しようということである」と述べていますように、名称変更がな されても直ちに学会の性格が変わるわけではありません。しかし、この機会に会員 の研究活動が活発化し、論文投稿その他の多様な研究発表が行われることが実質形 成に大きく貢献するものと思われます。とりわけ図書館学、情報学、また図書館情 報学とは何か、さらにこれらは相互にどのような関係にあるのかについて確固たる 共通理解の基盤が形成されているとはいいがたい現状において、学会員各位におか れましては、こうした問題に一層の研究関心をもたれ、斯学の発展に寄与されるよ う期待してやみません。 ◆1998年度日本図書館情報学会臨時総会のお知らせ 会員各位                            日本図書館学会会長                              長 澤 雅 男 1998年度日本図書館情報学会臨時総会を下記のとおり、第46回研究大会の第2日目 に開催いたしますので、ご案内申し上げます。会員各位におかれましては、多数ご 出席下さいますようお願いいたします。  なお、総会の議事終了後、同会場において、1998度学会賞ならびに奨励賞の授与 式を行います。 記     日時 1998年11月8日(日)13:00〜14:00     会場 青山学院大学(東京都渋谷区)     議事 1 1998年度定例(通信)総会の議案投票結果について        2 その他 ◆1998年度日本図書館学会定例(通信)総会の投票結果  投票総数 201   有効投票 186              無効投票  15(期限無効)                   (1998年6月27日の消印までを有効とした)        賛  否  未記載 第1号議案 1997年度事業報告 182 1 3 第2号議案 1997年度決算報告および会計監査報告 183 0 3 第3号議案 1998年度事業計画案 184 0 2 第4号議案 1998年度予算案 185 0 1 第5号議案 学会名称の変更 169 15 2 第6号議案 役員の連続任期の制限 184 1 1 第7号議案 学生会員の資格要件の変更 184 1 1 第8号議案 規約の条文整備 184 0 2 第9号議案 選挙管理運営規程の条文整備 184 0 2 日本図書館学会規約第11条第1項(全正会員の5分の1)により総会は成立し、第5〜 8号議案は第16条(出席正会員の3分の2以上)により、他の議案は第11条2項(出席 正会員の過半数)により、全議案は承認され、成立いたしました。 §寄せられた会員のご意見と常任理事会の回答§ 【総会】 《意見》永年通信による総会ですが会員が一同に会する本当の総会の開催を考えて 下さい。又なぜそれが出来ないのか、出来なかったのかということも。 《回答》研究大会時の臨時総会や春季研究集会等の参加状況から判断して、出席者 数や開催時期等の点で、会員を召集する形式の定例総会は実現が難しい状況にあり ます。もちろん、通信総会という形式では意見交換に制約があることも事実です。 そこで、総会の議案に限らず、学会の運営に関するご意見がおありでしたら、いつ でも事務局までご連絡いただきたいと思います。 《意見》(通信)総会における委任状というのがありうるか。またその「出席」は 「5分の1以上」を適用するのか。運用?運営上の問題なのかもしれないが... 《回答》通信による総会については規約に規定されていませんので、慣例となって いる方法を踏襲して実施しています。委任状は想定しておらず、有効期限内の投票 を「出席」とみなしています。したがって、正会員数の5分の1以上の有効投票で通 信総会が成立すると判断しています。 《意見》第1号、2号議案は「報告」であって、すでに事業を終えていて、予算も使 ってしまっている。今更「賛否」を問うのはおかしいのではないでしょうか。 《回答》前年度の事業報告、決算の承認をいただく意味で、賛否をうかがっていま す。これは他の学会でも行われていることで、前年度の活動に対する会員の評価で あると同時に、事業、会計に疑義を提示する機会でもあり、賛否を問う意義はある ものと考えます。 【学会運営】 《意見》活動が東京を中心とする関東にかたよりすぎております。これでは、関東 の人と同じ学会費を払うことに矛盾を感じざるを得ません。今年、特別研究集会を 2回開くようですが、1回位は、例えば、名古屋や大阪で開催しても良いのではあり ませんか。 《回答》特別研究集会については、今期新たに企画されたもので、一昨年度のワー クショップとともに試行的に実施し、企画の種類や運営方法などを検討してきまし た。来年度以降、開催方式等の改善を考えていきます。 《意見》今年度の予算案をみると、一般会計・特別会計ともに昨年度の決算より下 廻っている。今年度の運営は大変だと思う。この隘路の打開を会費の値上げに結び 付けないように願いたい。 《回答》学会活動の活性化を目指して、新しい企画を実施したり、学会賞の副賞を 増額したりするなどしたため、支出が増えています。当面は現行の収入の範囲で最 大限の活動をするよう努めていきたいと考えています。 《意見》ここ数年の活動は、アクチュアルです。ことしも期待しています。 【学会名称】 《意見》××情報学というのはちょっと... 《意見》学会名変更、時勢の流れでしょうか。お隣中国では研究動向・発表論文は 殆ど「情報」関係ですが、依然「中国図書館学会」「中国図書館学報」を使用して おります。大勢が是とすれば賛成することとします。[事務局より 学会名と雑誌 名に常用漢字を使用いたしました。ご了承下さい。] 《意見》理事会による変更理由の御説明はもっともだと思いますので、強いて反対 ではないのですが、以下の2点がなおひっかかりますので、あえて反対に一票を投 じたいと思います。(1) 時機を失したと、私も感じております。多くの分野が情報 と係り始めているときに、敢えてつける意義は余りないと考えます。規約中に情報 関係をいれておけば済むのではないでしょうか。(2) 第5条第2項にあるように、構 成主体が研究者と現場の図書館員であるならば、研究者の対象領域がどんなに拡が ろうと、軸足は図書館あるということを名称で明示する、というのも見識だろうと 考えます。 《意見》「図書館情報学会」への道のりは、長いものがありましたね。ご苦労さま です。でも、「図書館情報学」のアイデンティティがすでに問われているようです。 《意見》名称変更は賛成できない。変更理由は単に流行に従うに過ぎぬ。 《意見》アメリカなどでは、図書館情報学の名称をより学際的な性格を打ち出すた めに“Library and Information Science”から “Library and Information Studies”に変更しているので、後者を採用した方が よいと思いますが、如何でしょうか。 《意見》「第46回研究大会」は現行の名称で行われるのでしょうか。新規程は10月 1日より施行となりますと、バランスがとれませんね。新名称による第1回という記 念すべき大会となることでしょう。 《回答》学会名称変更にともなう学会行事等の名称の変更については、会報本号掲 載の「学会名称変更にともなう各種変更事項」をご覧下さい。 【規約変更】 《意見》誤字(新規約p.15)第6条...1000円を「収」める... → 「納」では? 《意見》第6条の「収める」は「納める」でしょう(ミスプリント)。 《回答》ご指摘ありがとうございます。前回から引き継いでしまった誤字ですので、 新しい規約を印刷する際には「納める」に訂正いたします。 《意見》第2条の「事務所」と第15号の「事務局」の関係はどうなりますか。重複規 程になっているようですが。「事務所」規定は後でよいのではないか。役員等の規 定もないまま最初に来ているのはどうでしょうか。 《回答》本規約において、「事務所」とは、日本学術会議の登録などの際に用いる 学会の連絡先を、「事務局」とは学会の総務委員会により運営される事務部門を意 味しています。現実には事務部門を担当する総務委員長の所属先に事務所を置くこ とが多いため、重複していると感じられるようですが、以上の理由により区別が必 要になります。 《意見》第6条と第7条は入れかえた方がよいでしょう。第7条の研究大会は突如に 出てきますが。 《回答》現行通りで問題ないものと考えます。 【学会年報】 《意見》そろそろ『図書館学会年報』のネーミングについてお考え下さい。 《意見》学会名称の変更に伴って、学会氏の誌名変更(和文名及び欧文名)が行わ れると思います。今後はどのような誌名になるのでしょうか。 《回答》学会名称の変更が決まりましたので、学会誌名を変更する必要があります。 現誌名中の学会名称を変更すると『図書館情報学会年報』となりますが、より実体 に合った誌名に変更することを検討しています。『図書館学会年報』は伝統のある 誌名ですが、現在の刊行頻度(年4回)と一致していませんし、論文誌としての性 格を示していません。編集委員会では誌名の候補5つを示して会員の皆さんのご意 見をうかがいたいと考えています(会報本号掲載の関連記事を参照して下さい)。 《意見》『年報』にのる記事に、時々「本当にレフェリーが目を通したんかいな」 と思うものがあります。 《回答》現在の編集委員会では、審査者を厳選して、審査を厳格に行い、審査を通 るまで書き直しを求めています。特に約1年半前からは編集委員と外部の審査者で 二重に審査を行なっています。したがって、指摘されるような論文は掲載していな いと確信しています。掲載論文に対して具体的な批判がある場合は、編集委員会に ご意見をお寄せください。 【文献目録】 《意見》文献目録収録に問題あり! 《意見》『文献目録 1996年版』の内容にもれているものが、たくさんあります。 付録でなく、冊子体にするときに修正加筆されると信頼していたので、残念です。 補充版を発行していただきたいという希望をもっています。 《意見》○○○○会員ほかが指摘している 「図書館情報学文献目録」編集への疑義に同感なので第1、2号議案への賛同は留保 する。学会として責任のもてる目録(書誌)づくりの体制を整備すべきで、目録の 欠陥を協力者のせいにする編集責任はきわめてイカンである。[事務局より 意見 中に記載の個人名は匿名に変えました] 《意見》文献目録に『図書館界』が収録されていないままになっているのはこまり ます。 《回答》年刊累積版の編集に不備のあった点をお詫びいたします。95年、96年の年 刊累積版の補遺を編集刊行します。本年度刊行を予定していた5年累積版は、現状 ではご指摘のあった問題を完全には解決できないので、印刷版の刊行を中止します。 また、次年度以降の編集体制、刊行方式についても、全面的に見直しを進めること にいたします。 【学会賞】 《意見》助教授クラスが、奨励賞の対象になるのは、奇異に感じます。 《回答》すべての助教授が大成した学者であるとは考えられません。今後の研究の 発展を期待したい人もおられますので、その人の研究活動を公の形で奨励すること があっても、決して不自然ではないと考えます。 《意見》学会賞、奨励賞ともに該当者なしという年度があってもいいのではないで しょうか。 《回答》学会賞はむしろ、該当者なしの年の方が多く、残念に思っています。奨励 賞も昔は該当者なしの年が多かったのですが、学会年報掲載論文を中心に、前年度 に書かれた論文のうち最良のものに奨励賞を授与するようにしており、最近では毎 年奨励賞対象論文がでています。 【その他】 《意見》昨年の大会シンポジウム中に、ひどく思いつきだけの発言があり不快だっ た。 《意見》学会創立時より半世紀に近い歳月なり。館界の発展からすれば、ライブラ リアンも増加し、専門家も多い筈だが、後人の進出少きは日本の悪習?か。文部省 の存在の悪し為か。 《意見》「文献要覧」(日外)に小生と全く関係の無い論文が入っています(同姓 同名のため)。大変迷惑し、「不快」に思っております。困っております。善処よ ろしく。 《回答》増刷の折に訂正するよう検討いたします。 ◆学会名称変更にともなう各種変更事項  10月1日より学会名称が変更することにより、学会の行事、刊行物等の名称も変 更となります。主な変更点とししては、以下のものが予定されています。 【研究大会】今年度より「日本図書館情報学会研究大会」とし、回次は継続(第46 回)します。なお、大会のプログラム、参加申込の案内は9月に送付を予定してい ますが、この時点から「日本図書館情報学会研究大会事務局」の名称を使用いたし ます。 【学会賞】今年度より「日本図書館情報学会賞」「日本図書館情報学会奨励賞」と いたします。 【図書館学会年報】巻が改まったとき(1999年3月号)に新誌名に移行し、巻次は 継続(第45巻)します。1998年6月号、9月号(vol.44, no.2、no.3)は『図書館学 会年報』(日本図書館学会発行)、12月号(vol.44, no.4)は『図書館学会年報』 (日本図書館情報学会発行)、1999年3月号(vol.45, no.1)は「新誌名」(日本 図書館情報学会発行)となります。 【会報】12月刊行分より誌名を『日本図書館情報学会会報』に変更し、号数は継続 (第91号)します。 【郵便振替口座】現在の口座を今年度いっぱい継続しますので、会費の振込は10月 1日以降もお手元の振替用紙をご使用できます。新しい学会名の口座番号は、会報 12月号でお知らせいたします。 ◆学会誌名の変更について意見をお寄せください                  編集委員会  編集委員会では、学会名称の変更にともない、学会誌名の変更について検討して います。編集委員会では新しい誌名の候補として下記の5つを検討していますが、 会員の皆さんのご意見はいかがでしょうか。これらのうち新しい誌名としてふさわ しいもの、あるいはほかの適切な誌名についてご意見がありましたら、編集委員会 までお知らせください。編集委員会での検討の参考にさせていただきます。連絡方 法は下記の通りです。最も適切と考える誌名、氏名、住所、電話番号を明記して下 さい。締め切りは9月10日です。    誌名候補 1.日本図書館情報学会論文誌         2.図書館情報学会論文誌         3.日本図書館情報学会誌         4.図書館情報学会誌         5.図書館情報学研究  (郵送の場合)    [宛先]305-8550 つくば市春日1-2        図書館情報大学薬袋研究室内        日本図書館学会編集委員会  (電子メールの場合)    [宛先]QZW04141@nifty.ne.jp ◆日本図書館学会主催特別研究集会 シンポジウム 「学術情報の電子化と大学図書館の変容〜図書館の存在意義を問い直す〜」       ================================================       パネリスト(五十音順)         海野 敏(東洋大学社会学部助教授)         倉田敬子(慶応義塾大学文学部助教授)         小西和信(筑波大学図書館部情報システム課長)         長野由紀(国際基督教大学図書館長)         六本佳平(東京大学附属図書館長)       司 会         細野公男(慶応義塾大学文学部教授)       ================================================ 日  時:1998年9月 5日(土)13:00〜17:00 場  所:慶應義塾大学三田校舎北新館4階会議室 最寄り駅:JR山手線「田町」/都営地下鉄三田線・浅草線「三田」 定  員:100名(申込順) 会 費:無料(非会員の方も無料で参加できます) 申込方法:   (郵送の場合)      葉書に氏名、所属、会員/非会員の別、住所、電話番号を明記して下さい。      [宛先]       112-8606 文京区白山5-28-20       東洋大学社会学部図書館学研究室内       日本図書館学会企画委員会  (電子メールの場合)      氏名、所属、会員/非会員の別、住所、電話番号を明記し、subjectを半      角英字で、NTG-9/5 として下さい。      [宛先]toda@hakusrv.toyo.ac.jp 申込締切:8月31日(月)必着      定員に達した場合は、お断りの連絡を差し上げます。 ◆お知らせ ◎報告書『図書館情報学研究とその支援体制』(仮題)について   研究委員会では一昨年より「研究活動調査ワーキンググループ」を設置し、学会 活動の自己評価を行うと同時に研究活動の活性化をはかるための議論を行って参り ました。戦後創設されてから45年が過ぎ、学会を取り巻く諸情勢が大きく変化する 中で、学会活動を再度見直し、修正できる点は修正し、新たに取り入れるべき点は 取り入れることが必要だと感じられたからです。  約2年間の調査の結果をまとめ、標記の報告書を作成する予定です。内容は次の ようになります。 (1) 過去、現在の学会の研究活動をレビューすること (2) 図書館学、図書館情報学に関わる他の団体との研究活動上の関係を明らかにす   ること (3) 隣接学会の研究活動および研究支援活動の実態を調査すること (4) 図書館学、図書館情報学関係研究論文の統計的な分析を通して、この領域の研   究の特徴を明らかにすること (5) 上記の分析をもとに、日本図書館情報学会の今後の研究支援活動を方向を提言   すること  本年10月に印刷刊行し、11月7日、8日に青山学院大学で開催される研究大会の際 に会員の皆さんに配布する予定にしております。配布方法については、9月に発送 する研究大会プログラムでお知らせいたします。 ◎論集18集の刊行について 日本図書館学会研究委員会編『図書館情報学のアイデンティティ』(論集・図書館 情報学研究の歩み 第18集)は本年10月刊行予定です。 【目次】 図書館情報学の双面性−用例と使用頻度からみた図書館情報学 ……… 上田修一 歴史概念の側面から見た図書館情報学 …………………………………… 村主朋英 情報要求と利用研究(ユーザー・スタディー)の50年のコンテクスト−ARIST「情報   要求と利用」からの概念枠組みと理論構築 ………………………… 岡澤和世 図書館情報学における情報概念−一般語としての英語のinformationとの比較に基   いた考察 ………………………………………………………………… 榎沢康子 ライブラリアンシップにおける理論と実践−1920年代から1950年代の米国公共図   書館を中心に …………………………………………………………… 吉田右子 戦後図書館学論−「学」と「現場」が分離した頃 ……………………… 根本 彰 日本における公共図書館学の実践的課題−戦後公立図書館界の問題点と改革の指   針 ………………………………………………………………………… 薬袋秀樹 中国の図書館情報学の最近の動向 ………………………………………… 李 常慶    価 格:未定    発行所:日外アソシエーツ    発売元:紀伊國屋書店